戸塚の歴史を伝える「山王祠」
戸塚駅東口から徒歩約5分のところに、細長い形をした矢部トンネルの丘公園があります。
公園っていうより遊歩道という感じ。お散歩に良い感じです。小さな芝生もあるので、小さいお子さんならクローバー探しなどしても楽しいかも。
そんな矢部トンネルの丘公園に、江戸時代に作られた祠があるってご存知でしたか?
その名も山王祠。
場所をイメージしにくい方は、とつか地下道の真上というと伝わりやすいでしょうか。
横に説明書きがありました。
こんな風に書いてます。
かつて戸塚宿北東にあった山王山と呼ばれた丘の上にあり、鬼門除けであったと伝えられています。祠に刻まれた文字から江戸時代の承応四年(一六五五年)頃に造られた庚申塔が中にあったと推察され、手水鉢の寄進者からは商売繁盛を祈願したことがうかがわれます。現在、庚申塔は無く、残された祠が戸塚の歴史を伝えます。
…っていうことは、これもしかして江戸時代からずっとあるホンモノなんですか!??きっと東海道の往来を何百年も見守ってきたんでしょう。そう考えると、なんだか物凄い"重み"を感じますね…。
ちなみにこの「山王山」って、平戸のほうにある三王山公園と関係してたりするんですかね?ちょうど方角も北東にありますし、もしかすると関係あるのかも… ご存知の方いたら教えてください!
ところで、横に回り込んでみるとうっすら何か書いてあります。
漢字で何か書いてあるのはわかりますが、それ以上のことはよくわからず…。きっと庚申塔のこととかがここに書いてあるんでしょう。歴史の重みって感じですね、、
横にある手水鉢にはもっとはっきり字が書いてます。
安政なんとかって書いてますね。安政年間は1855年から1860年。いやあ、年季入ってますね、、!笑
矢部トンネルの丘公園でのお散歩のついでに見てみてはいかがでしょうか!宿場町・戸塚の重厚な歴史を感じてみてください。
新しい場所
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住所:横浜市戸塚区矢部町3005-1
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アクセス:JR/横浜市営地下鉄「戸塚駅」西口から徒歩6分